あの夏は消えたけれど

大学を卒業して、もう10年ほど経っただろうか。
久々に同期会に出た。前回は5年前だっただろうか。
と思っていたら、同期会自体があれから無かったようだ。

12月に大石の結婚式で会った人もいたが、卒業以来10年ぶりに会う人も何人か。
出席人数の半分くらいは彼らの子どもたちで、なかなか賑やかな部屋の中。
子どもは可愛いな
子どもは怖いな
さすがに子どもを放ってこういう場に来るわけにはいかないのだろうな
あと5年もすれば、また大人だけで、今度は落ち着いて飲めるのだろうか
いや、その時にはまた別の誰かの子どもがいるのだろうか

北海道から子どもの夏休みに合わせて東京へ遊びも兼ねて参加していた同期。奥さんと子どもと、幸せそうな。なんだかすっかりお父さんな雰囲気をまとっている。彼の中に今の自分が手に入らない理想を見てしまった。きっとこういう風になりたかったんだろうな。

そんなに飲んだわけではないのに、ずいぶんと酔った気がする。
頻繁に会う必要はないけれど、また5年後くらいに集まって飲みたいね。
当時の思い出話をする必要はないけれど、当時の雰囲気だけ持ち越して。
今回がそうであったように。