ハセツネ惨敗(3度目)

71.5kmは走った。全コースちゃんとコース通りに走ってる。しかし成績としては失格。第3関門でリタイア。

御前山の登りで精根尽きてしまった感じで、大ダワまでが長く感じ、大岳で追撃を受け、その後休んでたら体調悪化。走るための足と体温と気力が湧かず、腹の気持ち悪さと吐き気。第3関門でのリタイアを決意するも、そこからの搬送はなく(想定内)自力で下山するも、コース通りに行くのが一番良さそう。だけど身体の調子が明らかに良くないのでテント内で休ませてもらうしかない。テントに入ればリタイア確定だ。概要としてはそんな感じ。

スタートから第1関門まで

相変わらず渋滞。今年は12時間台の真ん中から前の辺りに並んだつもり。最初のロードではいいペースで進んでいる気がしたので積極的には抜きにかからず。ここでバテたくないし。ここでペース上げるには、ちゃんとスタート前に十分なアップをしておかないと。

やっぱり渋滞で何度も止まるし、自分のペースなんてものはまったくないけど、淡々と進む。今までよりも地名やそこまでの時間を把握していたので、それを頭に浮かべながら。昨年は1:30だった入山峠を1:15くらいで到達。15分早い。醍醐丸(15.2km)第1関門(22.66km)とだいたい同じくらいの距離なのでこのままのペースで行けば3時間45分?今年は早く行けそうか?と淡い期待。

醍醐丸で2時間50分くらい。まぁ距離でみたら入山峠の倍は14kmで、それに1.2kmプラスされるので、それでも3時間切っているしいいか、と。焦っても変わらないし。しかし時間が経つに連れて焦りが。あ、これは4時間切れないんじゃ?20km地点からがやけに長く感じた。第1関門は22kmと思ってたので、20km地点の看板からの時間等と、山の中の看板の浅間峠まで○kmの表示があっていない気がした。実際は第1関門が22.66kmだったので、感覚もその数字なら合ってる。まだまだ認識不足。

それでも第1関門を4:06:38で587位、過去最高タイムには変りない。(と思ってたのだけど、今確認したら2009年のほうが1分半速かった。)調子は悪くない。例年、ここで半袖ウェアから夜用にコールドギアに着替えるのだけど、今年は雨や荷物の関係もあって最初からコールドギアだったので時間短縮。ライトの準備と食料補給(直前に買った赤飯おにぎりは美味しくなかった。)それにトイレを済ませて再びコースへ。6-7分位休んでたようだ。

第2関門まで

とりあえず次の目標地点は笛吹峠(うずしきとうげ)28km地点だ。間は約6kmあるけど、その間のチェックできるポイントは知らない。まぁ1時間半くらいか?5:40くらいで到達。まぁ予定通り。
しかし、ここまでもずっと隊列になって進んでいる。第1関門を過ぎて、さすがに渋滞ではなくなっているものの、ずっと何人もいる集団の中にいた。そのペースが遅いとも感じていなかったけど。何年か前だとこのあたりでは1人になることも多かった気がするんだけど、同じようなレベルの人が増えたのだろうか。

笛吹峠を過ぎて、確か30km地点の表示があったよな、と思いそれを目標に。何年か前の記憶ではわりと広い所で、横断幕みたいのが張ってあった場所だ。2km、まぁ30分くらいか。が、これが遠い遠い。実際の表示版も狭い道の脇にひっそりとあっただけだった。2009年の記録ではここで役員に「30km、あとたったの41キロ」と言われたとあるので、少なくとも役員がいるほどの広さはあったはず。

そこから次の目標は西原峠。昨年リタイアしたところであり32km地点。30km地点までが30分と思ってたのに40分くらいかかってたので不安になるが、今度はやけに近かった。28km地点から見るとだいたい1時間で感覚と合うのだけど。
30km地点にかぎらず、距離表示の看板などが以前の記憶とは違うところにあったのが多かった。そういえば最初の頃に記憶では御前山で避難小屋みたいなののすぐそばを通った記憶があって(三頭山のとは明らかに違う)でも実際の御前山ってそんなところではないので不思議に思ってる。あの時はコースミスしてたのか?

西原峠で少しストレッチなど。かなり腰にきている。さぁ、ここからがようやくスタートだ。さすがに去年とは違う。ここでリタイアは考えられない。まずは三頭山だ。

この頃になると途中で小休止を入れるようになる。登りが辛い。そんなんを繰り返し、避難小屋の手前で風が強くなり冷えてくる。避難小屋のベンチで食料補給とウェアを1枚羽織る。第1関門でもここでも、そして三頭山手前でも人と話す。そうやってコミュニケーションを取ると疲れが軽減する。辛いけど、お互いがんばろう、みたいなのが共通認識。

三頭山で7時間6分。ここから第2関門までは6kmという。それを1時間…。なかなか難しいんじゃ?脚の疲れからか、周りのペースからか、この下りがなかなかスピードが出せず。鞘口峠の少し前で赤いボトルを拾う。山のルールとしては目立つところにおいておくべきかもしれないが、明らかに参加者のもの。取りに来るわけもないし、役員に渡すことにする。

鞘口峠からの登りが案外辛い。そのあとの月夜見までの道のりも、長く感じた。時間を見ると、第2で8時間は切れそうにない。焦りつつも、それでも2009年はコースミスもあって8:20だったから、それよりは速いだろう、と。しかしそう考えると2009年の僕はけっこう速かったなと驚く。あの時よりもトレーニングしているつもりなのに…。
8:11:19 477位

第2関門で食糧補給と給水を受ける。水を1リットルもらって、それ以外に少しその場で飲むようにもらう。初出場の人で、この先どうなるかの話をしたり。地図を落としたようで、不安があるようだ。自分の初出場を思い出す。心折れなければいいが…。

第3関門まで

御前山の登りがキツイ。ここは試走でもどんどん離されてしまったところ。そんなことを思い出しつつ。何度か座り込んでしまう。頂上にたどり着いた頃には精根尽きた感じだった。これはヤバイよ。ボスはまだあともう1体(大岳山)残ってるのに…。この時話したひとは「大岳は距離は長いけど御前山に比べたら緩やかだから」と言ってたのでちょっと心が軽くなる。御前山で9時間半。

ここから大ダワまでの下り区間が思ったよりもツライ。スピード出せないし、足に響いてくるし。
大ダワには10:17くらいで到達。ここでも5分くらい休む。ふと見るとなんか聞いた声、見た顔。あれ、T橋さんじゃん…。ここで見るはずのない顔に驚くも話しかけ、一緒に大ダワを出る。予定よりも1,2分早い出発になったが、たぶんそれで良かった。

しばらく一緒に話しながら進み、登りが急になってきたところあたりで先に行ってもらう。しかし大岳山がツライツライツライ。たしか鎖のある岩場を2回越えて…と思ってたら2回じゃなく3,4回あった。それを越えれば…と思ってたけどまだけっこうあった。やがて女の人の可愛い声が聞こえてくる。ようやく山頂か…と思ったらその手前だった。ガックシきたが、「でもあとほんのちょっとだよー」と可愛い声で言われ上を向くと山頂らしき風景が。11時間22分。前回は11時間11分11秒になったら出発しようと思ってたのでそれよりは早く着いていたはず。だいぶ遅くなってしまった。

ここでも大休憩。役員に「大丈夫ですか?もう40人くらい先に行っちゃいましたよ?」とまで言われた。7-8分いたみたい。もう全然スピードでない。ゆっくりとしたペースで歩いて行く。15分くらいで大岳神社につくと言われたけど、なんか信用出来なかった。神社でまた休む。石のベンチだったが、横になる。やはり役員に心配される。まもなく55km地点と言われる。その場所は知ってる。そこから先は試走なんかでよく行った場所だ。が、そこまでの「まもなく」がやけに遠かった。そういえばあの鉄製の階段とか通ってなかったよな、あれ2回はあったよな、と想い出す。

ようやく55km地点。予定ではここからは知ったところなのでスピード出すはずだった。だけど走れない。歩くしかできない。足が辛い。少し行って、その場でうずくまった。半分寝た。このくらいの場所になると、もううずくまっている人に「大丈夫ですか?」と声をかけてくる人も少ない。寝てる人とかよくいるからだ。途中で気づいて昨日買っていたストームクルーザーを出して着こむ。ここで40分近く過ごしていたようだ。気付いて進まなければ、と思うが身体が冷えてしまった。しまった。吐き気がする。お腹の調子が悪化してきた。水は…飲めるが飲みたくない。食べ物も食べたくない。

軽快に飛ばせるはずの区間も、ひたすらゆっくりと歩く。給水地点の湧き水も、たくさんの人が群がってるのを尻目に進む。これでさっき抜かれた15人を抜き返したな、なんて思ってた。つい2週間前、御岳ロゲでガッツ走ってた場所が全然走れない。それが辛かった。

第3関門には13:07:46、633位で到達。ここまででリタイアの決意をしていたので、すぐに聞く「ここでリタイアするとどういルートになりますか?」と。搬送がないのはわかってたので、どういうルートで帰ればいいのか?と。しかし結局はそのままコースを周るのが一番速いようだ。というか役員の対応を見るとここでのリタイアは想定していないような感じだった。ルートもその場で考えているような感じで複数出てきてた。まぁたしかにココまで来たら最期まで行く人がほとんどだとは思うけど…。たしか以前ここで誰か(加藤君だったか?)がやっぱり内臓系のダメージでリタイアしてたはずだけど、その時はどうしたんだろうか?

とりあえずベンチで休んだら?と言われてベンチで横になる。風が当たらないという場所もあったけどそこは横にはなれず、寝転がりたかったのでベンチへ。しかしそこは寒いし手が置き場がなく、どうにもこうにも。そんなんでしばらく休むが、むしろ症状悪化した気がした。なのでやっぱりリタイアする旨を伝える。しかしやっぱりもう少し休めばいいんじゃない?等言われる。いや、休んで寒いから症状が悪化してきたからテントで温まりたいんですよ、と。第3関門に着いてから30分くらいして、ようやくテントの中に入ることができた…。これでリタイア確定。

エマージェンシーシートを借りて、それに包まって寝た。起きると寝袋のようなものも掛けてもらってた。ちょっと暑いくらいだったけど、それで調度良かった。なんか外明るい!?と思って起きた。時計を見ると4時間くらい経っていた。5時前。

そこから

調子は良くなっている。吐き気もない。水も飲める。そんなわけで、再びコースに戻ることに。リタイアはしているけど。で、どうやら帰還確認のためにフィニッシュまでは行かなければならないらしい。普通に完走のようにフィニッシュで迎えられ、でも実はリタイアというちょっと申し訳ない感じ。

関門を出たときは全然元気で、周りとの温度差でちょっとアレレー?という感じだった。しかし日の出山の登りが案外きつい。あれ、こんなきつかったか?この階段こんなにあったか?と思いながらもなんとか日の出山へ。まだ暗い。さすがに日の出山で日の出、というわけには行かなかった。

金比羅尾根の途中でもうライトも必要なくなって、ヘッドライトとハンドライトをはずす。あぁ、こんなに楽なんだな。

時々走ろうとするが、どうしても続かない。今、心拍数のログを見てもずっと140未満。体調は戻ってきても、食べてなかったので身体の燃やすものがなかったんだと思う。それで抜かれても抜かれても歩き続けた。あと5kmの表示があったけど、以前おじさんがいたところとはやっぱり違う気がした。そのあと少ししてから歩測を始めた。まぁ気晴らしにはなるかな?と。橋があと3kmくらいのところなはずだから、2kmくらいで出てくるはず…と思って2kmくらいは歩測していた。これやってると100mがけっこう長いんだな、と改めて思う。400mとか、トラック1周だろ?と思ってたけど案外遠い。

舗装された部分に出た時、今までの中で一番走れなかったけど、今までの中で一番足が痛くなかった。痛くないのがむしろ辛かった。その坂も終わりごろ、足につけるチップを拾った。これも明らかに参加者のものだし、なくしたら困るものだろう。坂の下の役員に届けた。そこで上着を脱いで、最後は走った。上手く走れなかったけど。迎えてくれる観衆のみなさんには少し申し訳なさを覚えながらのフィニッシュだった。

次?

ここ3年くらい、身体の冷えとそれに伴う内臓系の不調が続いている。今年は寒くはなかったと思うけど、疲れから止まってしまったのが身体を冷やす原因になってしまった。あと登れない。
これで2勝3敗。もうこんな長時間は自分には無理なんじゃないか?とも思ってる。でも1年前も2年前もそんなことを言ってまた参加している。今はもう何もかもやる気を失って、ひたすら情けない気分だけど、6月にまたトレーニングしていて、やる気があったら申し込むんだろう。今年でちゃんと走りきって(自己ベストを出して)卒業するつもりだったのだけど、卒業試験に落ちた、という感じ。

まぁ、とりあえず登りを鍛える必要がある。今年は時間としては過去最高のトレーニング量ではあるけれど、ほとんどロードを走ってるだけだしなぁ。登りのトレーニングや筋トレが不足しているのはわかっていた。でもやらなかった。オリエンテーリングでもここ1,2年は登りでの登れなさを痛感しているし。ハセツネのためにというよりも、オリエンテーリングのために筋トレしなければ。(もともとハセツネだってオリエンテーリングの基礎体力向上のモチベーションのために参加しているわけだし。)

前日に測った体重・体脂肪率が50.1kg 9.9%帰宅後が47.8kg 8.0%だった。昨年は51.5kg→49.8kgだった。2009年の記録が残ってないけど、やっぱり直前に52kgまでは上げておきたい。脂肪というか筋力的にも?

装備はよかった。
評判のよかったfinetrackを着てみたけど、これいい。これの上にコールドギアを着ていたんだけど、finetrackは半袖。この部分は汗(の冷え)を感じることはなく、爽やかで温かかった。コールドギアだけの部分(腕)は汗が冷えてそれが風に当たって寒かった。次回はfinetrackの長袖でもいいかもしれない。でもそうすると最初半袖にはできないか。暑さとかよりも寒さ対策にいいものだと感じた。

ただ、今回レインウェアでストームクルーザーを買って持っていたけど、これのお陰で荷物がパンパンに。いつもは前半半袖(+アームウォーマー)だったけど、入らないから最初から長袖のコールドギアにした。そのせいか前半は暑くて何度も汗を拭った。ストームクルーザー自体は身体が冷えてしまった時とかに着て暖かかったから役には立ったんだけど…。いやそもそも止まらなければ必要なかったか?うーん、次に考えるべき装備はここだな。

食糧は、ハニースティンガーのワッフルが良い感じだった。薄いので疲れで喉を通らない時でもそれなりに食べやすい。ジェルは摂りたくなくてもこれならいける。ただし走行中は無理なので、関門とか止まる時用か。ジェルはフラスコに入れて持っていった。かなりベトベトなのが嫌だったが…。どれだけ飲んだかの把握が難しい。目盛りは付いているからそれを見ればいいんだけど。でも1つ1つ袋を開けるよりは遥かに楽。

こうやって内容を振り返ったり反省したりしていると「次」を意識してしまうしやる気になってしまうのが困る。やれやれ。

2005 2007 2007lap 2009 2009lap 2010 2011 2011lap
CP1
(22.66km)
4:16:39
(418)
4:41:29
(883)
4:41:29 4:05:02
(636)
4:05:02 4:31:51
(773)
4:06:38
(587)
4:06:38
CP2
(42.09km)
8:55:49
(304)
9:08:43
(670)
4:27:14 8:20:41
(570)
4:15:39 - 8:11:19
(477)
4:04:41
CP3
(58.00km)
- 13:33:52
(630)
4:25:09 12:03:18
(477)
3:42:37 - 13:07:46
(633)
4:56:27
FINISH
(71.5km)
- 15:45:03
(614)
2:11:11 14:13:50
(498)
2:10:32 - - -