全日本スプリント2010

 前日の偕楽園公園大会でレース中に右すねを打撲し、その日は歩くのも辛かった。朝起きて、けっこうマシにはなっていたけど、時折痛みが出てきていた。これは…全力は無理だな、と思った。まぁA-Finalには元々行けないだろうから、まずは予選を全力で頑張ろう。B-Finalはジョグでもいいや、と思ってた。

 予選前、アップをしているとやはり一歩一歩痛みを感じる。それほどひどい痛みではないが、痛みがあるのを感じてしまう。うーん、アドレナリン早く来い〜って。で、スタート。1ポが一番奥側だったせいか、同じ時間帯の人たちの一番後ろから付いていくような展開。しかし砂丘エリアに入ったあたりで離されてしまう。その後も道の乗り間違えを2回と分岐見逃しを1回、計3回の大きなミス。ラスポ-ゴールは流しても良かったんだけど、前方に若い選手がいて、僕にはこの予選しかないんだ、と思い直して頑張った。

 予選結果、あと1分半で届かなかった。別レーンだった柳下さんのラップと比べて、ミス3回のうち同レッグだった2つで1分半のミスをしていることに気付いた。ミスがそのまま当落ラインのキーだった。

 まぁそのミスも含めて自分のレース、自分のオリエンテーリングなのでこの結果自体はいい。でも、あと1分半でA-Finalというのにはちょっと心がざわついた。だって、もう手を伸ばせば届きそうなところにあるんだもの。(そういえば1分半で届かない、というのは大学2年か3年のプレセレでも経験していて、やけに記憶に残っている。)これまでの2回の全日本スプリントは、A-Final進出はいい目標ではあったけど手が届きそうとは思わなかった。たぶん今回のメンバーや人数が少なかったことも影響しているんだろうけど。これが全然ダメだったらすぐに諦められるし、逆に予選は通るけど決勝では主役にはまず成れない位置だとモチベーションが難しい。一番モチベーションを保てる位置に来てしまった。まぁいいことなんだろうけど。

 で、B-Finalもちゃんと走った。足は、まぁなんとかなるだろう、と。アドレナリン出てれば痛みは気にならないし。自由な時間にスタートだったのだが、その場のノリで年代別にスタートという形になった。(運営上は自由スタートだけど、選手同士で示し合わせて年代別に。)だんだん若い人達が追いかけてくるというスタート順。

 最初、同い年の山崎さんが飛び出して、それを追う展開。3ポくらいで抜いたけど、そのあとの建物群のあたりで戸惑っているうちにまた抜かれる。このあたりで前方の40代を捉える、が抜くには至らず。砂丘エリアでは40代に引っ張ってもらって、その最後のポストで抜け出す。が、そこでミスをしてしまうのが僕のクオリティ。

 僕より1分半くらい先にスタートした若い選手にそこで抜けだされてしまい、道走りで差を広げられてしまう。結局その選手に続いて2番目でフィニッシュ。最後はちょっと頑張っちゃったよ。

 結果、B-Finalで同タイム2位。1位は藤沼くん(予選でDISQだった)で1分半の差をつけられた。また1分半かよ…。ラップを見ると同タイム2位の選手にはラスポ-ゴールで3秒追いついているので、最後の頑張りがこの結果を産んだのが嬉しい。表彰は無しとはいえ、この久々のいい順位の結果は嬉しい。

 今回は記事なんかは他の人に任せたので、わりとゆったりというか選手として楽しむことができた。ただ、ちょっと中心から外れた位置にいると、エリートの優勝決定なんかもやけにアッサリだなーと感じた。うーん、まだまだ演出の改善の余地はあるぞ。


 最後に奈緒さんと昨日の大会の地図を使っていろいろ話していたんだけど、やっぱり自分は何も考えないでレースしてるなーと思った。経験を武器にして、突っ込んであとは野となれ山となれ…というかなんとかなるでしょ、という感じ。

 昔はもうちょっと考えていたとは思うんだけど、そういう頃には今の「わかる」という感覚がなかったものな。考える部分と感覚で突っ込める部分の判断をちゃんとして、切り替えを行えれば、まぁそのスタイルでいいんだと思う。でも「考える」トレーニングをしていないので、そういう場面に弱かったりするんだよな。スプリントでちょっと細かい部分悩む部分が出ると手間取るのもそのせい。


 とりあえず、次の目標は全日本大会。一応この間の大阪OLC大会で初のE権をもらえたはずなんだけど、あれは不成立絡みであんまりスッキリしないので、ここでもう一度ちゃんとE権を取りたいものだ。