スプリント予選

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 さすがに朝起きると外の喧騒はなくなっている。予定よりもだいぶ早く起きることができた。今のうちに、と思って無線LANの設定をしようと試みるも「そのクレジットカードナンバーは使えないぜ、ベイベー」みたいなメッセージがでて支払いが出来ない。持っていた2つのカードどちらもダメ。困った。いろいろいじってたら8時を過ぎたので出発。

 歩き始めて5分で疲れる。自分の少し前方にスウェーデンの旗を振る黄色いTシャツの集団が見えてきた。静かな朝の町を練り歩いている。きっと応援で同じところに行くんだろうなぁ、と思っていたら曲がるべき分岐を曲がらずに通り過ぎた。あれ?と思ってたら引き返してきた。スウェーデン人の馬鹿パックとか初めてみたよ。

 ちょうど戻ってきたところで僕と合流して「お前もオリエンテーリングか?会場はこっちであってるか?」みたいなことを聞かれて、一緒に進む。なかなか騒がしい集団で、S!W!E!D!E!N!とかなんとか叫んでた。そしてここから会場まで延々と登り坂。重い荷物を背負ってのこの道は辛かった…。

 スプリント予選会場に着くとすでにスタートが始まっていた。すぐに観衆の中に日本チームを見つけ一緒に応援。奥村さんらともすぐに合流できた。予選とはいえ、世界戦の雰囲気が確かにある。青い空に多くの観衆。なかなかいい気分。

 残念ながら日本から決勝進出はなかった。一番可能性がある、といっているスプリントで結果が出なかったので、今後とチームの雰囲気が心配。日本選手もミスが多かったわけではないようなので、世界の速さ、そしてその進化の速さに驚く。

 いったん荷物を置きに、宿となる学校に向かう。ここもバス停から急斜面を登らなければならない場所だった…。そして市街へ向かう。スプリント決勝の観戦だ。日本選手はでないものの、この雰囲気はやっぱりすごい。この舞台に立つのはどんな気持ちだろうか。きっと、心震える。

 やっぱり世界は女子のほうが名前が分かる。今年も優勝はシモーネ。僕の好きなマリアンヌは3位。この近くの大学の出身らしい。彼女の顔写真入りのTシャツを着ている人がたくさん歩いていた。金メダルにはなかなか届かない彼女だが、この国この街では、やっぱりスター選手なのだろう。

 会場に出ていたショップは高すぎはしないけど安くも無い、あえて買う必要はないかな、というくらい。公式TシャツはサイズがSからで大きい。色もオレンジしかなく、スタッフの着ている青のTシャツがカッコいい。

 夕食は小さなスーパーで買ったシリアルとつみれのような缶詰。これがなかなかのヒット。まぁつみれは最初肉かと期待して買ったんだけど。こちらのスーパーは日曜は大きな店は営業できない決まりになっているようだ。土曜も営業時間がかなり限られる。

 いよいよ明日から自分のレースも始まる。レースに観戦に外国生活。なかなか忙しいが、でもまぁ、楽しめていると思う。

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この記事を書いた人

静岡県静岡市清水区在住のウェブサイト運営者。ネット上ではc-miya、orefolderなどの名前で活動しています。

ストレスに弱いので、できるだけ好きなことだけをして生きたいと思いながら生活しています。「楽しい」が優先順位の一番上に来るようにしたいですね。

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